エネルギー環境設計株式会社の決算をご報告いたします。
決算公告2004
2004年6月吉日
東京都大田区羽田旭町7−1
エネルギー環境設計株式会社
代表取締役社長 加治 均
コバーナ(小型蓄熱バーナの商標登録名)技術を核とした
経営革新への取り組みを開始
コバーナ技術を用いた燃焼伝熱機器の開発・販売を骨子とする経営革新計画が、中小企業経営革新支援法に基づき、平成16年1月29日付で東京都より承認を受けました。
第3期(平成16年3月期)は、経営革新計画の初年度として、コバーナ付ローレンジの製品化と販売、新規応用商品の開発と新規応用商品の開発受託に成果を得ました。
コバーナ技術を使った燃焼伝熱機器を開発・販売することで、売り上げの大幅な増加を目指し、当社の経営革新を進めて参ります。
決算概況
コバーナ付ローレンジの販売を慎重に進めていること、コバーナ付ローレンジの製品化と新規応用商品の開発に社内リソースを振り向けたことから、売上高、経常利益とも減少いたしました。
第3期の主なる顧客は、大阪ガス株式会社殿、アトミクス株式会社殿、有限会社テンポクリエイション殿、栗田工業株式会社殿、住友金属工業株式会社殿日本エコエネルギー研究所殿、株式会社エコノス・ジャパン殿、呉羽テクノエンジ株式会社殿、
サンアンドシーコンサルタント株式会社殿、有限会社エクスデザイン殿、アメスコジャパン殿などです。(順不同)
第3期の貸借対照表を下表に示します。
長期借入金の借入先を一本化
長期借入金の借入先の見直しを行い、国民生活金融公庫殿からの長期借入金を全額返済し、借入先を三井住友銀行殿に一本化いたしました。
コバーナと応用商品の展示会への出展
東京都より平成15年度市場開拓助成事業として認定を受け、国際食品工業展(東京ビックサイト)、NEW環境展(東京ビックサイト)と中小企業総合展(東京ビックサイト)に出品・展示いたしました。
「蓄熱技術を用いた高温過熱蒸気発生システム」の開発
三井住友銀行ベンチャー育成基金殿より助成を受け、新たな「蓄熱技術を用いた高温過熱蒸気発生システム」の開発・商品化に取り組んでいます。この商品は、当社が納入した鋼管式過熱蒸気発生と比べ、蓄熱式熱交換器で加熱するため1000℃を超える過熱蒸気の製造が可能でコンパクト、
高価な鋼管を使用しない分安価などの特長を持ち、ガス化(炭化)技術での蒸気源としての新たな用途開拓が期待できます。
次期見通し
1) 過熱蒸気発生器、ローレンジ等コバーナ応用商品の拡販 第3期に引き続き、拡販を目指します。また、大量販売が見込めるローレンジについては、製造から販売までの外部委託の検討を開始いたします。
2) コバーナ応用商品の開発受託の拡大 第3期より取組中の開発委託を受けたコバーナ応用商品の開発を成功させるとともに、開発受託業務の受注拡大を目指します。
3) コンサルテーション、エンジニアリングサービスの展開 公共向けコンサルテーションサービス、オーナーズエンジニアとしてプロセス開発・改良支援サービスの更なる拡販を目指します。
4) 新テーマでの研究開発に着手公的開発助成金の獲得を前提として、新テーマでの研究開発に着手します。